開幕!灼熱の卓球娘式"花火"大会!
花火バチバチしてる
読者の皆さん、いかがお過ごしだろうか。
本記事を投稿したのは8月8日。
学生さんならば夏休みをエンジョイしている頃だろう。羨ましい。
この季節は週末にもなると花火大会があちこちで開催されたりする。
勿論筆者も地元の花火大会には毎年参加する。
そしてタコ焼きをモリモリ食べながら花火を眺めるのが大好きだ。
という訳で今回は。
いつもと趣向を変えて花火の画像を眺める優雅なコラム回である。
え?卓球娘はどうしたって?
ハハハ。たまには漫画やコラムなんて忘れて
優雅に夏の鑑賞会でもしようではないか。
うーん、綺麗な花火だ。
なんて美しいのだろう。
こちらも綺麗な花火だ。
花火は内部に含まれる金属の成分で色が変わるのである。
花火だ。
花火だ。
花火だ。
ハナビだあああああああ!!!!!
かーっ!いいなあハナビ!!
こちとらハナビ見ながらタコ焼き頬張るのが大好きなんだ!!!!
え?花火?
あーうん。キレイキレイ。
でもハナちゃんの方がもっと綺麗だよおおおおおお!!!!!!
というわけで本日は8月8日!
天下ハナビちゃんのお誕生日だ!
夏休みをエンジョイしたい?
だったらはしゃげ!今日はお祭り!まさにハナビ大会だー!
野郎共ー!!酒とサボテンを用意しろー!!!
※本コラム(?)は卓球娘原作4巻までのネタバレを含みます。
アニメのみ視聴(2巻分まで)の方はご留意願います。
※他作品のネタバレも含みます。合わせてご留意下さい。
最初から(この展開になる事は)知っていたよ
2016年に放送された秋アニメ「灼熱の卓球娘」。
この作品の登場人物こそが天下ハナビちゃんだ。
知らない人はこれだけ覚えておけばよい。卓球選手である。
使用するラケットは日本式ペンホルダー。
金髪でボーイッシュ。
いつもニコニコしていて元気いっぱい!
おお!属性的で見るとまるで主人公のようだ!!
だが残念!主人公ではないんだなあ!
卓球漫画でペンホルダーの主人公って多いんだけどね。
ピンポンのペコとか。
少年ラケットのイチローとか。男ばっかりだな!
ほんとハナちゃんは練習着がタンクトップなのもあって
見た目が非常に男の子っぽい。
なんなら制服着ててもガニ股で椅子に座っちゃう。
男子が目のやり場に困るから勘弁してくれ。
全く、いつからそんな破廉恥な変わった恰好をしているのやら。
ズバリお答えしよう。
主人公だった時からだ!
呼びさませ!燃えあがれ!強さは正義だ!
アニメ視聴勢には驚きかもしれないが、
実はかつてハナビちゃんは主人公だったのだ。
「卓球☆だいありー」という灼熱の卓球娘の元となった漫画である。
見た目は完全にハナビちゃん!
戦術も全く同じ「前陣速攻型」だ。
うひょー!どっちもかっこいいぞー!
ただ、本家と比べると細かいところに差異がある。
・タンクトップの左胸に「王冠」のマーク
・こよりとお揃いの長いリボンを装着
※8月9日修正:「おさげ」でした!!!!!
・「まげまげ」だけでなく「お前」や「こより」と呼ぶ
などなど…
ふむ。まあ誤差の範囲だな!
あ~!きっとこっちのハナちゃんも優しくて接しやすいんだろうなぁ~!
だいありー☆ハナビ台詞一覧♡
「今日からお前は敵だ」
「どっちが格上か思い知らせてやる―――っ!!」
「点を取られて笑うか…気に入らないな…」
「っしゃあああああ」
誰だお前。
いや控えめに言って誰だお前。
性格がまんまあがりちゃんである。
いや、個人的にはあがりちゃんよりも全然怖いんだけど。
「気に入らないな」とかハナちゃんはそんなこと言わない。
おっそろしいなぁ・・・。
まあ笑うとめっちゃかわいいんですがね。
反則である。
本家ハナビちゃんとは違う意味で。
むしろ本家ハナビを喰ってしまう勢いすら感じるなあ!
ずっと友達でいよう
天下ハナビはふたりいる。「もうひとりの僕!」
別作品とは言え、見た目まで瓜二つなのだ。
安易に別人とは断言し難い。名前まで一緒ですし。
これはもう世界線の違いと言われたほうがしっくりくるのでは?
「途中まで同一人物」だったという仮定すら立てられる。
・ハナビはふたりいる
・途中まで同一人物
以上の仮定を踏まえて、とあるシーンを見て頂きたい。
原作3巻、幼少期のハナビが熱を出して大会に出られなかったシーンだ。
本編では珍しくハナビが本気で拗ねている。かわいい。
だがこのシーン、大事なのはそこだけではない。
主人公だった頃と同じ「王冠」の柄なのである。
まさに。まさにここが分岐点だったのだ。
実はこの時、幼少期のハナビが「だいありー側」になりつつあったのである。
王冠の柄がまさしく彼女の心の奥底にある心の変化を映していたのだ。
そしてハナビをハナビにしたのが出雲ほくとなのだ。
病気に負けない強い体も。
ペンホルダーのきっかけも。
友達を思いやる優しい心も。
全ては親友、ほくとからの贈り物なのである。
ありがとう、ほくと。
君がいなかったら僕らは天下ハナビに出会うことはなかったんだ!
あ、割と最近まで筆者も勘違いしていたのだが
「だいありーハナビ」はシェークハンドである。
もうひとつ補足すると、他のシーンでハナビが寝込んでいる所は沢山あるが、
王冠のパジャマを着ていたのは落ち込んで激昂する時だけだ。
つまり原作者、朝野やぐら先生は意図して描き分けている可能性が高い。
筆者にはとても偶然とは思えない。
うむ。思えばハナビの話題はどのコラムでも小出しにしてきた。
それでも話すことが尽きないのは、
彼女がとても魅力的なキャラクターだからに違いない。
彼女の人生には今もなお巨大な試練が降りかかりつつある。
数々の苦難や辛酸を舐め、それでも立ち上がる
ただ元気なだけじゃない。
ただ優しいだけじゃない。
青春を謳歌する少女の複雑さがちょっぴり垣間見える。
深みのあるキャラクター性こそ天下ハナビの魅力なのだ。
だからハナビちゃんの過去回を早くアニメで見たいから2期下さいお願いします(土下座)
ハナビ!ほくと!
きっと君達2人なら何処までも強くなれる!
そう!チカラとチカラあわせ!
生き残れ!
勝ちぬけろ!
呼びさませ!
燃えあがれ!
強い正義!ミッションインパクト!
んー、いい曲!
君たちの未来はミッションインポッシブルだ!!!!
ゆるして。
「由良木ゆら」ってキャラを皆もっと知るべきなんだ
今回紹介するのはこの少女
レディースエーンジェントルメーン!
さあさあ皆様お立合い!
全卓球娘ファンの皆様、お待たせ致しました!
キャラクター掘り下げコラムのお時間です!
前回の記事では旋風こよりちゃんについてまとめてみました!
次は誰かな~?
順番的に上矢あがりちゃんかな~?
健康的な天下ハナビちゃんかな~?
ほくほくかな~?ムネムネかな~?
あえてすっ飛ばして後手キルカ部長かな~?
そんな訳ないじゃーーーーーん!!!!!!!!!!
甘えるな!
そんな丁寧に順序良くやっていくわけないだろ!
飽きられちゃったらなんか嫌だし!
あえて。あえて。
筆者は今、由良木さんの話がしたいのだ。
他のキャラも全員好きだけど!今は彼女の話をさせて欲しい。
「Get Wild」が似合う少女
こちらの美少女が由良木ゆらさん。
うおー!とにかく美人だ!ゲロマブ!
他の卓球娘のキャラデザの中では違った意味で浮いているなあ。
学校に3人くらいしかいない「高嶺の花」感がある。
絶対クラスの男子は手を繋ぎたいとか考えているよね。
で、口癖は「無理じゃないかな」。ひょえええ。
これは自分に対するネガティブな言葉ではなく、
相手の宣誓に対しての感想ってのがまたクールである。DIOかよ。
こんな口癖でも嫌味なキャラにならないのもまた彼女の魅力だなあ。
ジト目かわいい。
さあ、これが由良木ゆらというキャラクターである。
属性だけで一括りにするなら、
◎一線越えた美人
◎超マイペース
◎ほんのちょっぴりトゲがある
・・・。
うーん。
ぶっちゃけ。
男のオタクにはウケないよね。
いや、そりゃ由良木さんは綺麗でかわいい。
手だって繋ぎたいし、街中で横を通り過ぎたら振り返ってしまう自信がある。
絶対花びらのエフェクトとかが常時発動してる。
シャランラ~☆彡
ただ、完璧超人過ぎる(っぽい)女性って、コワイ。
「1億円の茶碗片手で持ち上げていいよ」
って言われて拒否するような気持ちに近い。
触れる事すら躊躇う
弱みを見せてくれたり、馴染み安い方が男性へのウケは良いハズだ。
正直くるりちゃんみたいに色々と不器用な方が愛くるしいって感じがする。胸あるし。
私服もチャーミングな先輩。
由良木さん!
もっとこう、艶かしい「隙」を見せてくれ!
例えばさ!
こう、誰にでも優しいとか。
スキンシップが多めだとか。
少しボーイッシュだとか。
・・・。
なんだろう。
ハナちゃんが危ない。
※彼女ら卓球娘達の名誉の為に補足しておくと
「可愛さよりも強さを優先」していたり
「いつも夢中でよそ見をしてる隙間も無かった」りするので
異性を意識してあんな性格や姿をしている訳では断じてない。
話を戻すと、由良木さんは
俗っぽい言い方だと「媚を売っていない」。
地に足を着いてどっしり構えている。常にフラフラしてるけど。
13、14歳という飢え易く多感な時期に
他の学生とは少し違う場所を見ているキャラなのだ。
大人だな~。
ゲッコウガとかドーブルみたいな少女
表面上のステータスは一回置いておこう。
彼女もまた卓球選手。重要なのは卓球の事だ。
きゃわわ
彼女の闘う姿はアニメ7、8話「vs出雲ほくと戦」で見る事が出来る。
BD/DVDで言えば4巻だ。ケースが可愛い。
試合が始まった際、初見視聴者は恐らく衝撃を受ける。
視聴者「お前頭脳戦タイプだったのかよ!!!」
え!?なんで!?
いつ君メガネくいーってやった!?
やってないよね!?なんで!??なにがあった!!?
毎週卓球娘の予想をしながらリアタイ視聴をしていた筆者だが
彼女に関する読みは完っ全に外れた。
(ゆらゆら=ナックル使いだと予想していました・・・)
いやいや、こんなん誰だって驚くってばよ!?
ただの一度も頭いい系描写なんてしていなかったじゃないか由良木さん!!
もし「勝つ為」だけにこのスタイルで試合しているのなら
エゴとかブン投げてどんだけ君は卓球にストイックなんだって話になるじゃん!
ままままま、まあ!(滝汗)
大事なのはスタイルじゃなくて実力だ!うん!
さぁて、由良木さんってどれ位強いのかな~?
※2-2。最終戦に持ち込み。
あれま。
意外だ。由良木さん強キャラっぽいのに。
ほくとさんが盛り返している。流石ほくとさんだ!
しかし7話終盤だと結構実力差ありそうだったなのに不思議だなぁ。
さそりん「結構引っ張るな」
由良木「あんまりにも必至だからかわいくって(暗黒微笑)」
舐めプじゃねーか!ミホークかよ!
やべーよこの人!
ほくとがコレ知ったら泣くぞ絶対!
しかも勝つんかい!
なんだよもう!
自分らしさとかガン無視で全部卓球に注ぎ込んじゃってるよこの人!
うおおおコイツ何考えているのかさっぱり分からん!!
ん?
あー。
そういえば。
そんな人いるよね、もず山にも。
卓球に色々捧げちゃってる人が。
←この人
誰よりも先輩に憧れた少女
由良木ゆらを語る際に、
筆者としては絶対に外せない場面がある。
それが、こちら。
←◎
←×
当時ニコ動のコメントがどうなったかは想像に難くないシーンなのだが、
問題なのは何故こんな顔をしているか?という点だ。
原作5巻読み切り漫画より
現在のもず山学園レギュラーの6名は、
実は全国の舞台でも同じメンバーで戦っている。
それは文字通り苦楽を共にした仲間達。
当然、エースである二重丸くるりの実力も普通の部員以上に把握している。
地獄の特訓。
全国での活躍。
二重丸くるりの話をする時の由良木には
それらによって培われた実力と自信がにじみ出ている。
今戦っている先輩は全国級の絶対的エース。
昨日今日出逢ったばかりの選手に負ける存在ではない。
これは揺るぎない事実である。
非常事態が起きるまでは。
旋風こより。
彼女のスマッシュによって
完璧な形のカーブドライブが真正面から突破されてしまう。
順調と思われてた試合は様相を変え、第3ゲームは旋風の逆転。
続く第4ゲームでも、切り札を封殺された二重丸くるりは苦戦。
誰も想像していなかった試合展開に、
ついに由良木は思わず口にしてしまうのだ。
『嘘!?くるり先輩が苦戦している・・・!?』
ぶわっ。
このシーンでウルッと来た人は正直に言いたまえ。
そして筆者と朝まで居酒屋で語り合ってくれないか。
普段「無理じゃないかな」とか言っているこの子が
こんなにも先輩の強さに全幅の信頼を置いているんだよ!?
青山吉能さんの演技も相余って泣かない訳がないだろ!!
少なくとも筆者は泣いた。ああ泣いたともさ。
そう。
よ~く見てみれば、この子。
くるり先輩が大好きなのである。
忠犬2年生組の図。かわいい。
過去の彼女を見ているとよりそう思えてくる。
1年生の頃の由良木を見ると、今とは少々印象が違う。
ぐひひ
柔らかい印象だ。少しかっこいいとは言い難い。
想像だが、入部してから今の性格に「なった」と考えるのが妥当だろう。
ああ、入部を決めた時から惚れていたんだろうなあ。
卓球選手として。
分かる。かっこいいもんな。くるり先輩。好きなの分かるよ。
だって負けた時もすぐに駆け寄っていたよね君たち。
忠犬2年(ry
こんなんまた泣くに決まってるじゃない!
同級生の蠍田は常々「次期部長になるのは自分だ」と言っているが、
その蠍田以上にくるりの影響を受けているのが由良木なのではないだろうか。
あの「勝利」をひたすら目指すプレースタイルも
ストイックなくるり先輩を彼女なりに模倣したのだとしたら泣けてくる。
すごいよ君は。憧れたってマネできるようなもんじゃない。
こんなに先輩大好きっ娘な由良木ゆらちゃんを
好きにならないって方が難しいよねえ!!?
年相応な部分もあるんじゃないか由良木さん!
くっそかわいなこの子!
俄然興味が出てきたぞ!!
最強の武器を持つ少女
戦術にはその人間の性格が出る。
純然たる「勝利」という目的に向かう様は、
まさに我々人類の"人生"や"夢"といった大義に差し替えても差し支えないと筆者は考える。
要は、戦術を読み取ればキャラクターの理解も進むはずだという道理だ。
もう一度だけ真面目に「戦術」という観点からも、
由良木さんだけでなく他のキャラも解剖してみよう。
戦術が分かり易く、且つ効率的なのは上矢あがりのスタイルだ。
それは文章で箇条書きに出来る位シンプルである。
①強烈なループドライブで、相手の返球を浮かせる。
②浮かんだ球をスマッシュ。
これだけ。
最大のメリットはシンプルであるという事だ。
単純であるというのはそれだけ反復練習をしやすい。
工程も少ない為、時間をかけなくて済む。
つまりべらぼうに「練習できる」のである。
高回転率かつ強力。練習できるからもっと高精度になる。
これが対戦相手にとっては厄介なのだ。
マックのアルバイト教育のようである
当然相手も対策はしてくるだろう。
だがその技術や作戦が付け焼刃程度ならばもう120%勝てない。
この「安定して勝てる」技術も上矢あがりの強さの根幹のひとつなのだ。
どやぁ。
ちなみに二重丸くるりの場合。
①カーブドライブ。相手は死ぬ。
さあ次は、キルカ部長を見てみよう。
戦術はカット主戦型。バリバリの守備型である。
そんな彼女の強みのひとつは「アブノーマル」であるという点だ。
現実の卓球におけるカットマン選手は少ない。らしい。
卓球娘の作中にカット戦法使用者が3名しか登場していない事を参考にすると、
おそらくカットマンは全体の2割にも満たないと推測している。
つまり、キルカ部長は圧倒的少数派なのである。
相手は練習で対策がしにくいハズなのだ。
※筆者は卓球未経験者故、勘違いの可能性があります。
これは言い換えると、
「対シェーク選手に費やした時間が全部パーになる」という事。
相手の対練習効果を疑似的に下げている。えっぐい。
一見、完璧なように見える守備型戦術。
ただ、ほとんどのゲームがそうであるように、
守備型戦術とは大抵の場合、問題点も多いのである。
①1試合が長い
個人的にカットマンの選手が少ない理由のひとつはここにあると思う。
他のプレイヤーと比べて、絶対的な経験に差が開きやすい。
たとえ経験してきた試合時間自体が一緒でも、
対戦できる相手のバリエーションがどうしても減ってしまう。
学生という立場なら尚の事だ。
②受け身過ぎる戦法
Q.もし相手が「対カットマンが得意」だとしたら?
Q.もし相手が「30種類以上の回転を自在に操れる」なら?
Q.もし相手が「常識外れな球速のプレイヤー」だったら?
Q.もし相手が「自分と同じカットマン」であった時は?
ちょ、待てよ!
そう。「守備戦法は後手」なのである。まさに名前通りだ。
守備型、もといカットマンは相手の行動を徹底して封じなくてはならない。
そうでないと得点レース(アドバンテージ)では勝てない。
考える事が多いと言うのは選手にも負担になるし、なにより非効率だ。
これが攻撃型のあがりの場合、たった「2工程」しかない。
どちらが効率的かは言うまでもない。
※無論、強いか弱いかはまた別の話だ
…長くなってしまった。
今回言いたいことを要約すると「攻撃は最大の防御」という事である。
もっと言えば「点を取る為の武器は?」に集約される。
筆者の机上の空論とはいえ、この考え方はあらゆる競技に共通する事なのだ。
さあ、いよいよ主役の出番だ!
由良木ゆら!君の戦術を教えてくれ!!
[A]相手のあらゆる能力を数値化する
[B]癖や配球パターンを観察する
[C]AとBを可能な限り蓄積、分析する
①苦手なコースへ返球。
②「目を瞑っていても勝てるよ」
・・・。
なんだそのふわっとした戦術は。
ま、まあ確かに、実動作の工程は「返球」の1工程だけ。
多くの準備が必要になるとはいえ、行動自体は効率的ではある。
「癖を見抜く」というのも、スポーツの世界では普通に行われている作戦だ。
野球のピッチャー(投球癖)なんかがいい例である。
素人の我々には同じフォームに見えても、
・肘の高さ ・グローブの位置 ・ボールを握る時間 etc...
わずかな違いで球種やコースを予測されてしまう、なんて事は日常茶飯事だ。
違いがわからん。
つまり、癖を見抜く由良木の戦術は
プロでも通用する有効な戦術だという裏付けにはなっている。
どんなプレイヤーでも由良木のマネが出来れば強力な武器になるのである。
「出来れば」だけどな!
…そろそろ経験者の方からクレームが来そうなので補足するが
卓球とはそもそも「知的でタクティカル」なゲームである。
つまり由良木さんの様に相手のコースなどを予測するのは戦い方としては最もメジャーなのだ。
由良木スタイルこそ卓球戦術界の最右翼なのである。
少年ラケットでも言っていたね
ただ、これはあくまでセオリーである。
練習と一緒で、みんな当たり前にやっている事であり、
戦術や分析を「武器」に昇華するのは相当難しい筈だ。
なので、どこぞの主人公みたいに
「飛車角どうやって取ろうかな!(ドキドキ)」
しか考えていない棋士みたいな奴では困るのだ。
こよりの場合「相手の精神的主柱を折る」といった「意図」は存在しない。
戦術と言う観点では、不合格と言わざるを得ない。
ぶっちゃけこよりは「ドキドキしたい」からカーブドライブを攻略したのである。大将としてそれはどうなんだ。
戦術はマグレではダメだ。
楽しいだけではダメだ。
編み出す為の「意図」が無いと次に繋がらないではないか。
!!!
ああ、そうか。
何故気が付かなかったのだろう。
由良木がワザと試合を延ばしたのにも
「意図」があるに違いないではないか!
そして彼女のスタイルと照らし合わせれば答えは簡単だ。
試合を引き延ばした理由。
これはもう「データ収集」の為としか思えない!
げぇっ!?そこまで想定していたか由良木さん!
なんて恐ろしい事実なのだろう。
先輩ですら「試合の勝敗」に目がいく中、
由良木だけが「この先の試合」の為に経験を積んでいたのだ!
負けたら練習量が増えると分かっているのに。
それ以前に、手加減して負けたらどうしようというプレッシャーの中で。
正直、御見それしたよ、由良木さん。
そこまで勝利に拘れるだなんて・・・
というか大人でもそこまで冷静な人は少ないのでは?
プレースタイル含めて、もう、人生観が中学生じゃない。
…ああ。そうか。
ようやく君の武器が分かったよ。
由良木ゆらの武器は「人生」なのだ。
彼女はラケットに人生を乗っけて戦う少女なのである。
「卓球が人生」とはまた大きく意味が違ってくる。
卓球「が」人生の一例
配球を予測し先回りする「推理力」
的確に癖を見ぬく「観察眼」
相手の心を読んで弱点をつく「経験値」
彼女のアイデンティティが、かつての経験全てが最強の武器へと昇華している。
最初の頃、彼女のプレースタイルは予想外だと言ったが撤回しなければならない。
彼女のありのままの戦い方があのスタイルなのだ。
「気取らない」
「恰好なんて大した問題じゃない」
「勝つ為の材料は14年の歳月と目の前に全部ある」
死ぬほどカッコいいじゃねーか!!!
驚くなかれ。
このキャラクター、主役でもなんでもない。
ただの敵チームの卓球部員なのだ。
それなのにこのカッコよさ。
惚れない方が不思議ってもんだろう。
眩しいほどに美人で
狂おしい程カッコいい
それが「由良木ゆら」という卓球選手なのである。
こんなに素敵なキャラクターを作ってくれた朝野やぐら先生に。
そしてこんなにも素敵なキャラクターにスポットライトを当ててくれた
心から感謝してこの記事を締めさせて頂く。
追記
ほくと先生ありがとう。
卓球素人に「世界卓球」を見せるとこんな感想になる
「ぜんぜんわからない。俺たちは雰囲気で卓球を見ている」
やあ皆さん。世界卓球観てますか?
え?観てない?
結構結構。人生は長いさ。いつか目にする事もあるでしょう。
灼熱の卓球娘さえみてくれたのなら僕は満足です。
え?卓球娘を観てない?
BD送付するから住所と本名を教えなさい(真顔)
閑話休題。今回のテーマは「世界卓球」だ。
録画していたハイライト版を一気見したのだが、いやあ面白い。本当に面白い。
卓球の知識なんて「卓球娘」と「エキサイトピンポン」で構築された生命体だった筆者だが、それでもすこぶる楽しめた。こよりちゃん、卓球ってドキドキするな!
※小さい子がラスボス(福原愛)
本コラムは人生で1度もまともにラケットを握ったことが無いド素人の筆者が
「卓球っておもしろいなあ(戯言)!」
という感想を灼熱の卓球娘ほかサブカルを絡めて色々書き連ねたライトな駄文になっている。
「世界卓球観て!」とか、そういった内容では全くないので、いつも通り肩の力を抜いて読んでいただけたら幸いだ。テレビ東京様ごめんなさい。
※世界卓球2017の試合結果について一部ネタバレがあります。極力控えましたが、ご留意願います。
※「灼熱の卓球娘」原作4巻までのネタバレがあります。合わせてご留意ください。
※その他作品もネタバレが(ry
ムネムネ&キルカって本当に強いのか?
でかい。
原作でも底知れぬ実力を見せつけているムネムネ&キルカペア。
圧倒的な決定力を持つムネムネ先輩。
驚異的な防御力を誇るキルカ部長。
正直、最強だと思っていた。
いやいや、最強クラスの"攻撃"と最強クラスの"守備"だよ?
負ける要素が無いではないか。
話は変わって、現実世界。
世界卓球を見ていて驚いた事の一つは「ダブルス」だ。
いやはや、卓球のダブルスは本当に面白い。想像以上だった。
動き過ぎじゃない!!?ドラゴンボールかな?
いつだったか「灼熱の卓球娘」監督が言っていた
<「(凄すぎて)男子プロは参考にならない」
発言の真意を垣間見た気がした。
いやいや、男子どころかこれもう卓球が超次元スポーツですやん。
むむ?
しかしプロの試合とはいえ、このダブルス画面の違和感はなんだろう?
竜巻が起きないからだろうか?
いや、なんていうか「ダブルス」に違和感を覚えるのだ。
どことなくシングル戦と違うような・・・。
(例のSE)
あ!そうか!
ダブルスの面白さの秘密、それは「ルール」にあると感じた。
というのも、卓球のダブルスは「交互に打つ」のである。
テニスにはこの様な決まりはない。
うーん。
一見、不自由な制約に見える。
念能力かな?
が、ちょっと待てよ?
交互に打つってことはさ、
思いっきり打っても味方がカバーしてくれるんじゃね?
うわ。
うわ!恐ろしい!なんだこのルール!人が死ぬぞ!
ポケモンバトルで言えば
「交互にはかいこうせん」撃ってるみたいなもんだわコレ!!!
通りで画面が天下一武闘会になってた訳だ!!アー納得!!
大して変わらないのだから卓球はやばい
全く気が付かなかった。
ダブルスとはお互いの力を120%発揮できる試合形式だったのか。
シングルの場合、隙の大きいフルスイングはそうそう出来ないのだろう。
打ち返されたら終わりなのだから。
←強力だが攻撃後の隙が大きいフォーム
でもダブルスなら!
全員こういうショットを使ってくるわけだ!こええ!
むむむ、これって相当やばいんじゃないか?
キルカ部長のカット戦法って、意外にもダブルスの基本戦術からはみ出しているのでは?
なんてこった!キルカ部長、守っている場合じゃないですよ!殺されるぞ!
冷静になろう。
でも勝ち続けているってことは、その「はかいこうせん」戦法よりも強いっていう証明になるのか・・・?うーん、そう考えるとやっぱすごいなあのコンビ。
この2人の卓球が世界でどこまで通用するのか、筆者は大変興味がある。
最強混合ダブルス「石川・吉村ペア」を倒すその日まで筆者は応援し続けるぞ!!
がんばれキルカ&ムネムネ!あの2人は鬼強いぞ!
なんやこの厨パァ!
やれやれ。今度も壁をぶち破る。
全農様もおったまげ
彼こそ日本卓球界のSSRレア。水谷隼選手だ。
有名人なので御存じの方も多いだろう。
カレーとか出してますし。
※コラじゃない
僭越ながら超簡単に紹介すると日本男子で1番卓球が強い。
世界ランキングで上から6番目に強い。べらぼうに強いな!
そんなカレー大好きな水谷選手だが、
実は世界卓球の舞台でとんでもないサーブをしていた!
この事実は朝野やぐら先生ご本人のブログにて判明した。
↓↓↓読んでない方は是非読もう!↓↓↓
http://asanoyagura.blog.fc2.com/blog-entry-69.html
世界卓球男子シングルス1回戦。
水谷選手vs林兆恒選手
この試合の第1ゲーム最終局面、水谷選手が使用したサーブが、
←これ。
・・・。
いやいや。それ漫画だから。現実で出来るわけないじゃん。
大成功。もちろん相手選手は返せませんでした。
こっちが聞きたい
なんと水谷選手の必殺サーブ「投げ上げYGサーブ」は
出雲ほくとの覚醒サーブと一緒なのである。
ていうか、
現実世界でこのサーブが出来るのは
水谷選手ただ一人なのだ!
どちらが先か?どうも偶然の一致だったようだ。
ニコニコ的に言えば被っちゃった結婚という奴である。双方何考えてこの技作ったんだ。
で、この必殺サーブ。しっかり名前もついている。
その名も「ニュージェネレーションサーブ」。
おお、かっけえ!某アイドルグループみたいな名前だけど!
これが「しぶりんサーブ」とか「ミニカーサーブ」とかだったら色々不味かっただろうが、水谷選手にそういう意図はないだろう。多分。
この笑顔ニュージェネレーションサーブ。
なんか見た目がかっこいいなーとか、突然全裸になりそうだなーとか、
そういう見方も面白いのだが、まあここは折角だ。
素人目線なりにこの独特なサーブを紐解いてみよう。
と、いっても。
作中でも説明されている事だが、このニュージェネレーションサーブは
高く放り上げられたボールの落下速度よりエグイ回転を付与するというもの。
なんだ。理屈自体は簡単だ。
別に光の速度で移動しろとかでは無いのだし、
実は身体能力的には僕でもできる事ばかりではないだろうか?
さあ、やってみよっかな!
[ニュージェネレーションサーブのあそびかた]
直径40mmのピンポン玉で
(目算だが)掌から1.5m以上のハイトスを指を使わず行い
往復含めたら3~4m移動する物体を
着地点へ前後含めて50cm以内に収めつつ
相手コートへYGサーブを決めるだけ。
ハハハ。
出来るかぁ!!!!
なんじゃこりゃ。なんだこりゃ。
卓球未経験でこのサーブが簡単だと断言する人がいるなら宝くじに挑戦すべきだ。間違いなく当選する。
確率が・・・突破すべき確率の壁があまりにも高すぎる・・・。
エクゾディア揃えて勝つ方がよっぽど簡単だし現実的じゃないか!
エグゾディア→手札に5枚そろえると勝ち。
当然ニュージェネレーションサーブはエクゾディアではない。
べらぼうに強力だが、発動しても100%勝てる技ではないのである。
しかもミスると自分が失点する。仮に成功しても対策される可能性大。
一般人の筆者がやるにはあまりにも釣り合わないギャンブルだ。
相手が手札抹殺を忍ばせていたらどーすんだ!
それをやってのけた水谷選手と出雲ほくと。
よほど運がいいのか?否。不確定要素を練習で補っているのである。
人間と言う種は時に機械以上の精度を持つに至る。
現に自動車工場の型枠用模型は
機械が削った後に人間の手で整形されている。
家庭用の3Dプリンターが跋扈するこの時代にである。正直、とてもじゃないが信じられない。
詰まる所、技術的にもニュージェネレーションサーブは我々にも可能ではある。
が、試合で成功させる領域に至るまでの磨き上げが茨の道なのだ。
挙句の果にそのサーブは人類未踏の領域。
完成に至るまでの執念と練習量はもう我々の想像の外を行く。
ニュージェネレーションサーブ。
堅実な練習の積み重ねと大胆な発想と閃きという
相反した要素を内包した、
まさに新時代の名にふさわしい必殺サーブと言えるだろう!
今後も応援してます!
今後の2人、もとい男子卓球界もまだまだ目が離せないぞ!
正しいより楽しい。正しいより面白い。
いやはや、アニメしか見ていなくても卓球って面白いんだなぁ。
灼熱の卓球娘の話を入れなくても、書き尽くせないくらい面白い。
というか当初原文はこの3倍以上の文章量になった。
冒頭にも少し書いたが、筆者は卓球なんてした事もない一般人だ。
それでも「卓球娘」を介した知識だけでも「世界卓球」は楽しく見ている。
是非、読者の方にも機会があれば見て欲しい。そして応援して欲しい。
みんなが見ている理由はそこにあるぞ!
↑なんと太っ腹な事に全ての試合を配信してくれている !テレビ東京さんに感謝して視聴よう!
そして、卓球は「世界卓球」だけじゃない。
卓球娘、少年ラケット、ピンポン、P2!、卓上のアゲハ…
挙げだすとキリがないくらい卓球漫画だけでもいっぱいある!
卓球というコンテンツが今後より愛される為にも
様々な形で色んな人が卓球を楽しめばいいと思う。
自由に気ままに。観たい時に観よう。
プレーしなくたっていい。観なくたっていいさ。
だってそれでも卓球は面白いじゃないか。
いい笑顔。
ごめんやっぱり卓球娘だけは見ないとダメだよ(憤怒)
旋風こよりちゃんの戦闘力をスカウターで測ってみた話
チャイムが放課後を知らせる前の彼女が知りたい
なんだこの生き物は。
この非常に愛くるしい彼女こそ
漫画「灼熱の卓球娘」主人公、旋風こよりだ。
え?知らない?これだけ覚えておけばいい。卓球選手である。
過去に他県のベスト4になった実力者であり、
全国出場クラスの強豪校との練習試合では
竜巻と見紛うほどの超回転球を打ち抜くというとんでもない逸材だ。
練習量が他に引けを取らないのは言うまでもないが、
それを差し引いても、
一体どんな経験を積めばそんな芸当が出来るのやら。
そう、何事も大切なのは経験だ。
経験・・・。
過去・・・?
あれ?
そういえばこよりちゃんって昔は何してたの?
※以下は卓球娘原作5巻までのネタバレを含みます。アニメのみ視聴(2巻分まで)の方はご留意願います。
※他作品のネタバレも含みます。合わせてご留意下さい。
この距離ならくまバリアは張れないな!
ハンドソウ(拳銃型)ラケットのシェイクハンドで前陣速攻する橘選手の図
過去の回想シーンというのは読者にとっても重要だ。
大抵の場合、個々のキャラクターを動かす「根幹」を
何かしら読み取る事が出来る。
感情移入してしまう人もいるだろう。キャラとの一体感が生まれる。
(^U^)<いい笑顔だ。感動的だな。
それを承知の上で敗北を叩きつける事で
読者のサディズムを刺激しエンターテイメント性を高める事すら可能だ。
朝野やぐら先生の鬼。
兎にも角にも回想シーンは必要だし、見たい。
やはり好きな子の心の中は気になるというのが人間の本音である。
で、旋風こよりちゃん。
なぜ君は過去を振り返ってくれないんだ・・・ッ!!!
あの!あのハナビちゃんだって!!
いつもニコニコしてるハナビちゃんだって過去は振り返るんだぞ!
見た目ボーイッシュなのに心は乙女なんだぞ!
あとさ!これずっと言いたかったんだけどさ!
こよりちゃんの部屋の中が唯一描写されているのが
OPとEDのみってどういうことです!?
※こちらがED。ちなみにコラム冒頭の画像はOPである。
※EDの就寝時には存在したわん子クッションだが、上記のスクショの通り冒頭では消えている為、
彼女はまあまあ寝相が悪いと思われる。かわいい。
少ない。いくらなんでも少ない。
なんでや。こよりちゃんの前世は罪人か何かか?
工藤父「殺人者の血がなんです!」
誰かのどを潤す冷えた水を下さい
ダメだ、私生活から見出すしかない。
といっても、卓球以外で分かる事と言ったら、
わん子グッズ集めていたり、
ほくとさん宅でアルバイトしていたり、
ん?
すげぇなこよりちゃん!領収書書けるの!?
知らない子は覚えてみよう →http://inqup.com/receipt
地味にすごい。いやいや、書いたことない社会人だって普通にいるってばよ。
それって中学生のバイト君が1日目から書ける物なのか?
うーん、こればっかりはほくとさんが教えたと言うよりは
過去に書いたことがあるんじゃないだろうか。
もしかして、こよりちゃんの実家は自営業なのかな?
・・・でも引っ越しているんだよなぁ。
夜逃げか?
畜生!どうしてロクでもない方向に話が進むんだ!
らき☆すたの鬱漫画を思い出すからやめろ
挙句の果てに友人の考察で
「こよりが卓球好きなのは家庭環境が良くないからだよね?(笑)」
とか言われてしまったよ!
ああ畜生!なんでそういう事言うんだこの野郎!
ホントにそんな気がしてくるからやめてくれよ…。
界王神「測定開始!?スカウター起動!」
こよりちゃんをいじめるなー!
もういいよ!原作を待つよ!もう!
ああ、でも今!何でもいいからこよりちゃんの事が知りたい!
占いとかでもいいけど、なんか外部端末というか、
「一目で他人の事を知れるアイテム」って無いかなぁ。
・・・。
あったわ。スカウターだわ。
←これ。
対象の戦闘力を数値化できる。
ナメック星辺のドラゴンボール劇中では何度も使用されているが、
例えば「猟銃を持った中年男性」に使用すると戦闘力は5と表示された。ゴミめ。
ん~?
「でも、スカウターなんてどこにあるの?」
あるんだな、これが。
↑これ
人やキャラクターを撮影すると戦闘力を教えてくれるアプリである。
なんてこった。フリーザ様はアプリ開発の事業も始めておられたのですか。
流石は理想の上司。ここはベンチャー企業フリーザ軍に感謝しながら
早速戦闘力を開始してみようじゃないか。
・・・え?戦闘力測ってどうすんだって?
いいんだよ!こよりちゃんの事が分かればそれで!
あ、ちなみに。
先程、猟銃を持った中年男性=戦闘力5 と説明したが
実は「"銃"が戦闘力が含まれているか否か」はファンでも意見が分かれている。
5という数字は、おじさんの素の戦闘力の可能性もあるのだ。
いかんいかん、忘れていた。
というわけで、今回は。
「武器を持った人間」との測定基準が変わらないよう
「ラケットを握った状態の旋風こより」で測定を行った。
ラケットは凶器(断言)。
A secret makes a woman woman.
さあ、早速測定用の画像を選んでみよう。
でもまあ、こよりちゃんの一番強そうなシーンと言えば、
やっぱこのシーンだよなぁ。最高にかっこいい。つよい。
ちなみに実測には自宅のDVD5巻版を使用させていただいた。
これならきっとTV版より更に強いハズ。最高。監督ありがとう!
さあ!プレイヤーにDVDをセットだっ!再生!!!
この時PCでは再生できなくて死ぬほど焦ったのは内緒である。
親の顔より見たアニメ
よ~し、もうすぐ実測ポイントだ・・・
まだだ・・・まだ笑うな・・・こらえるんだ・・・!
おらドキドキすっぞ!
ピピピピピピピピピピピピピピピピ…
なんだその台詞
おお!戦闘力9341!
銃を持ったおじさん1800人分じゃないか!!
嘘をつくなああああああああああああああ
ンなわけあるかッッッ!
中学生だぞ!女の子だぞ!
なんで拳銃よりもラケットが強いんだよ!ありえんわ!
ぶっちゃけ弁当箱開けられないんだぞ!?
小学生でも開けられるって!絶対おじさんの方が強いわ!!!
筆者もそう思う
まあでも、フリーザ様の面子の為にも
何とかして戦闘力高そうなシーンを見つけねば・・・
でもそんなシーンあったかなぁ・・・?
!!?
いやいやいやこよりちゃん!?
その密室からどうやって脱出したんだ!??
あれか?ロープとか鍵縄でも使ったのか?いやそんなものは全く見当たらない・・・。
もう、あれだ。
SASUKEセカンドステージのアレみたいな方法でよじ登るしかないのでは?
うーん、SASUKEかあ・・・戦闘力高そうだなぁ・・・
セカンドステージだしな!うん!
念のため、みんなのヒーロー池谷直樹の戦闘力も計測してみたが
おお!流石レジェンド!!!
なるほど。
池谷の半分の戦闘力があればSASUKEセカンドステージなら突破できるのだから
トイレの脱出ぐらい簡単に出来る筈だ。納得。
こよりちゃんは、跳び箱23段を制覇したレジェンド
池谷直樹選手の半分近くの戦闘能力を持っている事をぜひ誇ってくれたまえ。
じゃあなんで跳び箱飛べないんだ。
理屈で考えすぎるとバカになる
そそそそうですよね(震え声)
結局こよりちゃんについてはあまり分からなかったなぁ。
でもまあ、せめて戦闘力が測れただけ良しとしよう。
多少人間離れはしてしまったが。
あと、なんていうか、こんな事言ってはなんだが、
キルカ部長と同い年の真田弦一郎なんて
光と同じ速さで移動できるんだぜ?
16時間で地球一周するカイリューの5万倍以上も早い中学生だっているんだ。
ハハハ、もうここはありのままを受け入れようじゃないか。
確かにこよりちゃんは戦闘力も私生活も多少浮世離れしている部分はあるだろう。
だが、決して安易に他人を傷つける様な子ではないのは
ここまで読んで下さった読者の皆様は既にご存じの筈だ。ならば何も問題は無い。
思えば、スポーツの世界は弱肉強食。
勝者がいれば等しい数の敗者が生まれる。
過去の記事でも触れた通り、「灼熱の卓球娘」という作品ではそれがとても顕著だ。
だがこよりちゃんは本当に楽しそうに卓球をする。
そして勝利することを素直に喜ぶことが出来る。素敵だ。
筆者の体験談だが、学生時代の部活仲間に
「対戦相手の事を考えると勝っても素直に喜べない」という類の人間がいた。実際、そいつは優しい奴であった。
言いたい事は分かる。だがそれはただの「保身」だ。
相手に嫌な思いをさせたら自分が傷つけられるかもしれないという思考回路は、断じて優しさなどではない。
だからこそスポーツマンシップという概念が生まれたのだと筆者は思う。
そして、やはりと言うべきか、
最近の卓球娘にも
「対戦相手の事を考えると勝っても素直に喜べない」
といった類のプレイヤーが表れた。
月ノ輪紅真深である。
上矢あがりに対する異常なまでの執着と
対戦で相手を蹴落とすサディスティックな部分が注目されがちな彼女ではあるが、
根底にあるのは「勝者が敗者を傷つけたくない」という葛藤であると筆者は考えている。
本当に人でなしならそんな事考えない。
意外にも、人間はそう簡単に善意や道徳心を捨てることが出来ない。
そこまではいいのだが、月ノ輪紅真深というプレイヤーは
卓球の「勝敗」に「友情」を持ち込んでしまったが為に崩壊した。
そして結局は自分の筋を通し過ぎて転校という手段に逃げてしまう。
何が「ごめんね」なものか。
勝負に勝ったら「ありがとうございました」でいいんだよ。
旋風こよりとの決定的な違いはここにある。
今にして思えば、
こよりが現時点まで過去を振り返らないのも、
卓球で素直に勝利を喜べるのも
彼女がひたすら「前向き」だからとも言える。
彼女のぶれない根底。過去は気になるが、素晴らしい考え方だ。
卓球が始まったらくよくよしない。
そして勝った負けたに理屈をこねない。
勝者と敗者をぼかさない作品である「灼熱の卓球娘」において
彼女ほど主人公にふさわしいプレイヤーはいないと言えるだろう。
うん!
結局、スカウターでは何一つロクな事は分からなかったが、
今回のコラムを通じてまたひとつ
「旋風こより」というキャラクターの魅力を筆者自身も理解する事ができた気がする。
君のお陰で大切な事が分かったよ。
ありがとう、スカウター。
ありがとう、フリーザ様。
ありがとう、悟空。
そしてそんな素敵なスカウターが登場した
「ドラゴンボール超」は毎週日曜日の
9:00~9:30に放送してっぞ!
みんな、観てくれよな!!!
このコラム、スカウター無くても書けたな(暴言)
「才能」という言葉に疲れたら「灼熱の卓球娘」を読もう!
知らない人は覚えてね
おっもしれぇなぁ・・・。
どうしよう。全く卓球娘の熱が冷めない。
アニメは最終回したのに。秋アニメなのに。
「卓球娘面白い!熱い!2期!」といった
熱情に身を委ねた感想はTwitterに垂れ流してあるが、ここでは普段とは違う視点から
原作「灼熱の卓球娘」という作品の魅力について語りたい。
※卓球娘原作4巻までのネタバレを含みます。アニメのみ視聴(2巻分まで)の方はご留意願います。
※他作品のネタバレも含みます。合わせてご留意下さい。
「あの」卓球漫画と何が違うんです?
卓球マンガ、卓球アニメ
これらを語る際、どうしても脳裏を過る名作がある。
そう。皆さん御存じ「ピンポン」である。
実写化もアニメ化も仮装大賞もされた超有名作品で、知っている方も多いだろう。
知らない子はきっとナウでヤングな10代だ。
大変僭越ながら、ピンポンの内容を超超超短くまとめるならば、
「2人の天才を中心に描く超絶面白い卓球青春ドラマ」で相違ないだろう。
卓球を通じて挫折と自身の才能に悩みながらも、
努力し強敵に挑む主人公ペコ(敬称略)やスマイルといった魅力的なキャラクター達に
憧れや感動を抱いたのは筆者だけではない筈だ。
・・・さて、ピンポンを引き合いに出したのは
決してどちらが優れているか?という野暮な話の為では無い。
そんなのはTVで「ラーメンとカレーどっちが美味しい?」と議論するようなものだ。
バッキャロー!どっちもどちゃくそ旨いんじゃ!
本題に入ろう。
2つの作品は題材こそ同じ卓球だが、重視している部分が全く違うのである。
更に言えば、
ピンポンにはあって卓球娘には無い単語があるのだ。
それは何か。男?いや、そうじゃない。
答え~~~~はっ・・・
答えは『才能』である。
どうあがいても、絶望
不思議な事に、卓球娘の世界の登場人物は
『才能』という単語に悩む描写がない。
というか、先に書いた通り「才能」という単語が文章中に存在ないのだ。
まあ「素質」「適正」といった単語は何度も出てくるが。
作品内には、新たに表れたライバルに嫉妬し涙を流すシーンがある。
親友が「正直、(貴方には)前陣速攻の適正があるとは思えなかった」という
心の声が聞こえる描写もあったりする。
そもそも主人公の転校生は他県ではベスト4の実績を持つ。
そう。
スポーツ漫画の例に漏れず、卓球娘の世界にも才能だったり天才の類は存在する。
ただ、この作品には「自分の非才さを呪う者がいない 」のである。
せやな。
どういうことか?
それはピンポンと何か違うのか?
いや、これがまた全然違うのだ。
これはピンポンのとあるシーン。
他人の1000倍努力した凡人の選手「アクマ」が
天性の才能を持った「スマイル」に惨敗した際の場面である。
なんて酷いことを。だが、この世の真実でもある。
人間は決して平等などではない。同じスタートラインな訳がない。
アクマはある意味、努力した分だけ自身の才能の無さを証明してしまったのである。
どんだけ練習しようと負けは負け。
だってアクマには才能が無いのだから。…ごめんなアクマ。
転じてこちらは灼熱の卓球娘のとあるシーン。
2年生の前陣速攻の選手「ハナビ」が
同じく速攻型の選手、しかも1年生の「ねむり」に敗北。挙句の果てに以下の一言。
ひっでえ。下手したら選手生命を折りかねないだろ。ゆ"る"さ"ん"
ハナビの名誉の為に補足すると、彼女は決して神頼みをするような人間ではない。
あくまで御守は親友のくれた「宝物」であり、
彼女が強くなったのは本人の努力の賜物。運気アップのアクセサリーとは訳が違う。 …めっちゃいい子なんです。
故に先ほどのシーン。あまりにも屈辱的である。
ねむりの誤った暴言に対し「違う」と証明した所でチームには何の意味も成さないからだ。
本当に神頼みしてようがしまいが知ったこっちゃない。
だって結果的にハナビは負けているのだから。
れれれ冷静になろう。
つまり、今の2つははどちらも勝者が敗者を蹴落とす瞬間であるが、
スマイルは「才能」という現実を突きつけており、
ねむりは「敗北」という現実を突きつけているのである。
・・・これが灼熱の卓球娘という作品だ。
あえて別の言い方をするならば、この漫画は
「才能という単語を用いずに無垢な女子を絶望させるのが上手い漫画」であると言える。
朝野先生ごめんなさい(土下座)
徹底的に「才能」を省く漫画、卓球娘
改めて読み返してみると、なんてこった。
卓球娘の世界では「才能」というステータスがまともに機能していないじゃないか。
いや、それどころか「才能」とか言い訳言ってられん!と思える描写が散見される。
例えば、主人公達が所属する卓球部は「校内ランキング」でレギュラーを決めている。
そう。ここは完全に実力の世界だ。
才能や年齢、先輩からの評価が有ろうが無かろうが関係ない。
この卓球部に入ったら最後。勝った者が正義である。
「甘い気持ちなら許さない」という歌詞に偽りはないのだ。
そもそも卓球娘は1ページ目から
「中学女子卓球界の常勝校キャプテンが無名校に完封(スコンク)されて号泣」という
これでもかという位の弱肉強食っぷりが作者の本性により描かれて始まる。
言い逃れなど出来ない。敗者は敗者。
勝った者が正義のスポーツマンの世界だ。厳しい現実である。
「おいおいちょっと待て!無名の選手がいきなり勝利!?それこそ才能じゃん!」
という意見もある筈だ。
その通りだと思う。才能があるからこそ成立した下剋上だろう。
たが、それはあくまでも「勝利に付随する他者の評価」の話で、
こと卓球娘の世界においてはその評価を重要視していない。
なんか無名の超強い奴がいて、そいつがただ黙々と強豪校をぶっ倒して
世はまさに!大卓球時代! …というだけだ。
事実、誰もその下剋上少女を天才だと褒め称える描写は存在しない(今の所はだが)。
何よりも、キャプテンだ。
わんわん泣いている彼女の脳裏に
「自分にもっと才能が有れば!」などという類の小難しい回想は流れただろうか?
勿論そんな描写も余裕もなさそうである。
推測するしかできないが、年齢や状況を考えてもやはりキャプテンは
「完敗した挙句馬鹿にされた」から号泣しているのだと筆者は思う。
負けて泣いてしまう。馬鹿にされて悔しかった。
理屈は単純だが、故に中学生の彼女に現実は重くのしかかったハズである。
この作品は決して才能を否定しているのではない。
「勝者と敗者がいる」という現実を
才能という要素で色付けしない作品なのだ。
大事な試合で負けた後、貴方ならこんな事を言えるか?
…筆者ならきっと言い訳を考えてしまう。
「才能」という言葉に呪われるな!
卓球娘という作品に触れて学んだ事がある。
我々の現実世界における「才能」なんて単語は
あまりにも無意味でなのである。
これはあくまで筆者の意見だ。
確かに「才能」という言葉には甘美な響きがある。
他人から「君は天才だ!」と言われて浮かれない人間など多くは無いだろう。
そう、それこそ初期のあがりちゃんのように。
だがそれはそれ。
才能とはどこまで行っても「評価」であり「全国への切符」にはなり得ない。
そこを頭ではなく心で感じたからこそ、
上矢あがりというキャラクターは成長できたのではないだろうか。
もしかすると、
「自分には才能が無い」と思っている読者もいるかもしれない。
それは結果が出てないだけの自分を咎める言葉にはなっていないだろうか?
そして自分に「才能が無い」などと決めつけてしまって本当に良いのか?
卓球漫画ではないが、逆境無類カイジとい名作にはこんな台詞がある。
時に人は「才能」という単語を使って
敗北を煙に巻いているだけなのかもしれない。
負けたことはしょうがない。結果を出せない事も往々にしてある。
だがその失敗を「才能がないから」という言い訳にして何の意味があるだろう?
挙句の果てに自分であてがった無能の刻印で首を絞めているだけになっていないか?
だとしたら、こんなにも無駄なことはない。
もし、もしもだ。
自分に才能があるとかないとか悩んでいるのだったら、
まずは「灼熱の卓球娘」を読んでみて欲しい!
そこには才能という言い訳をせず、我武者羅に卓球で全国を目指す素敵な中学生が輝いている!
落ち込むことがあったっていい、泣いたっていい。
ただきっと、挑み続ければいつか必ず勝てる!次は勝とうね!
大丈夫!貴方は必ず「好きだ をカタチ」に出来る!
卓球で全国を目指す我らが旋風こよりちゃんも言っていたじゃないか!
「卓球が 大好きだから!」
れれれ冷静になろう。
とにかく灼熱の卓球娘には本当に沢山の面白い要素が詰まっている。
このコラムに書いた事などその1%にも満たない。いや本当に。
是非とも手に取って読んで見て欲しい。アニメもとってもおススメだ。
< 電子書籍版もおススメ。
人生は、才能だけじゃない。
そしてこの作品には人生が詰まっている。
P.S ピンポンも死ぬほど面白いし人生学べるから絶対読みなさい